NECが2009年5月11日、モバイルWiMAX(ワイマックス)を展開するUQコミュニケーションズから、WiMAX基地局装置の開発・製造ベンダーに選ばれたと発表した。モバイルWiMAXサービスエリア拡大に伴い、WiMAXデータ通信時の電波干渉を低減する信号処理ソフトウェアを備えた基地局装置の納入を推進する。
NECのWiMAX(ワイマックス)基地局は、アレイコム社のマルチナアンテナ信号処理ソフトウェア(A-MAS)を採用することにより、WiMAX基地局装置としては世界で初めて、基地局と端末間の電波干渉を低減するUL-BF技術を搭載。通信速度の向上や基地局あたりのカバーエリア拡大につながり、事業者は電波利用効率のよいWiMAXネットワークの設計が可能になる。
WiMAX基地局もコンパクトで、3D設計による高密度実装設計と、放熱効率を考慮したパネルレイアウトを採用することにより、重さ約25キログラム、容積約25リットルのコンパクトサイズを実現した。さらに、高効率アンプを採用することにより、通信の送受信を担うアウトドアユニット(ODU)と信号の変換やアクセス制御を担うインドアユニット(IDU)を統合し、一体化を実現。モバイルWiMAX基地局設置スペースの削減や工事期間の短縮、メンテナンスの簡素化などにつながり、基地局設置および機器運用のコスト削減に大きく貢献できるという。
NECはWiMAX ForumのWave2(2.5GHz、3.5GHz)認証をいち早く取得するなど、国際標準化にも積極的に取り組んできた。